フィンランドの福祉視察についてご案内します。
日本は二世帯で同居する家庭が多いですが、フィンランドは親と同居する家庭は殆どありません。
介護の必要な高齢者は、在宅介護のサービスを受けるか、重度の場合は医者の診断書のもと、老人ホームに入居することができます。
リビングルーム
とある老人ホームをご紹介します。
この施設は公共の施設です。こちらには住む人もいますし、通う人もいます。
通う理由はさまざま。デイケアーのサービスを受ける人もいれば、そうでない人もいます。
この施設は入居者のためだけの施設でなく、多くの人たちが楽しめるコミュニティセンターでもあります。
上は手芸室にある機織り機。
手芸室には自由に入ることができ、好きな時に好きなだけ手芸に打ち込むことができるので、そのために通う人もいます。
手芸室の機織り機の後ろの壁には、作品がいくつか飾られています。
かぎ針で編んだ、ブランケットもありますね。
また、施設内に図書館もあり、本を借りに通う人もいます。
図書室は、歴史の本が人気があるそうです。
そして体を動かすためにジムに通う人も。ジムは広く、色々な設備が整っていました。
インストラクターもいるそうで、利用者にアドバイスしています。
グループルームは主に施設に通っている人向けに解放しています。
プールの大きな窓からは外の自然が広がっています。
利用可能時間内であれば泳ぐことができます。もちろん、リハビリにも利用されます。
こちらのリビングは住居者用。
天井からヒンメリ(藁を使って作る、フィンランドのモービル)が素敵です。
きっと、ここに通う方々が作ったのでしょう。
そして、ベランダには色々な種類のハーブなどが栽培されていました。
こちらは最近始めたそうですが、老人たちに人気があり皆成長を楽しみにしているそうです。
この椅子はアルテックのドムス。さりげなく使われているところがおしゃれですね。
http://www.artek.fi/products/chairs/290
この休憩室では施設で働く人たちと入居者、訪問者と一緒にコーヒーブレイクをとるコミュニケーションの場だそうです。
色々な話をしてお互いもっとよく知ったり、昔の知恵などを教えてもらったりなど話題は絶えないそうですよ。
福祉視察では、フィンランドの福祉制度の基礎知識の講習会や、老人ホーム訪問をご案内しています。
その他、ご質問などございましたら info (ät) finngate.fi までお問い合わせくださいませ。